[毎週水曜夕方5時更新!!] NONA REEVES・西寺郷太が、ゲストをお招きし、その人の<最高に大好きなアーティスト>を共に語るプログラム。毎週様々なゲストを迎えて、その人の最高!を熱く語り合います。
堀込泰行さんをお迎えして、【クイーン】について最高!エピソードを交え、堀込さんとクイーンについて迫ります。
堀込さんは、4月21日に約2年半ぶりとなるニューアルバム「FRUITFUL」をリリース!アルバムゲストには、阿部芙蓉美さん。楽曲「光線」に参加しています。共同プロデューサーにNONA REEVESのサポートとしてもお馴染みの冨田謙さんをはじめ、八橋義幸さん、柏井日向さんが参加しています。レコーディングメンバーは、沖山優司(B)、千ヶ崎学(B)、伊藤大地(Dr)、坂田学(Dr)、松井泉(Per)、永井隆太郎(Horn)が参加しており、ツアーも先月終了しました。1972年生まれで、西寺の1つ上の先輩にあたる堀込さんの自身の音楽体験は次回にとっておきつつ、今回は、堀込さんが影響を受け、大好きなアーティスト【クイーン】について注目していきます。
■#10で紹介した楽曲はこちらのプレイリストでお楽しみいただけます。
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音楽を聴くきっかけがクイーンだった堀込さん。ワーナーミュージック所属最後のアルバムでもあるKIRINJIの兄弟初のセルフ・カヴァー集「OMNIBUS」にはクイーンの「Fat Bottomed Girls」をカントリー調に収録しています。映画「ボヘミアン・ラプソディ」の試写会のクイーンファンの熱狂的なエピソードも。映画に寄せてのコメントは、音楽ナタリーで掲載されています。(映画「ボヘミアン・ラプソディ」特集 - Queenに心揺さぶられたアーティスト8組の言葉)好きになったきっかけは、兄・堀込高樹さん。ベスト盤「The Game」に触れて、音から魔法のようなパワーを受け取り、視覚的までイメージできる!と衝撃が走ったよう。音楽から入り、彼らのアーティスト写真などをみて、どんどんライブなども想像していくようになり、興味をもち、魅力にハマっていくように。メンバーの写真を見て、当時ライブ映像を見ていなかった堀込さんは勝手にメンバーを割り振っていたことも…フレディ・マーキュリーはベースだと思っていたことも明かす。お兄さん経由だったが、兄よりもレンタルレコードショップに通ったり、カセットにダビングしてレタリングしてジャケットを書いてみたり、1枚1枚ちゃんと思い出がある青春時代のアーティストとなって今も大切な音楽となっているようでした。今までのレコーディングの楽しさから、一変したのが1984年発表の「The Works」。クイーンがアメリカを意識して、曲調の変化を感じるようになったと。リアルタイムでクイーンに触れたのは、1986年発表の「A Kind of Magic」。クイーンの初めてアナログで買った作品のようです。ただ期待値が上がりすぎてしまったとも…。名曲「Friends Wil Be Friends」にまつわる少年時代のエピソードを。中学時代、サッカー部に所属していた堀込少年(スポーツは得意で、サッカーはハーフを担当し、ゲームメイカーだったとのこと!)スポーツして、家を帰ったら音楽に浸り、クイーンを聴いてな毎日を繰り返し送っていた平和な日々だったのだが、何かと引っかかる部員が一人・宮部くんがいた。どうして上手くいかないのか悩み出し、、ある日あまりのしつこさに溜まってしまい、思わず手が宮部くんの顔に…。怒りのパンチと言うよりも、悲しみのパンチなので力はこもっていなかったようです。その日、気持ちの整理がつかぬまま家に帰って、ひとりで当時のクイーンの最新アルバム『A Kind Of Magic』を聴きながら、名曲『Friends Wil Be Friends』が流れた瞬間思わず、一人部屋で感極まって、「友達はいつでも友達」と言うタイトル、今日の出来事、フレディの優しい声…全ての値がマックスになり、泣いてしまった思い出を。音楽で泣くことはあるのか?との問いには、最近では、早めの王将で、一人で泣いていると言う堀込さん。堀込さんの涙脆くなっているのか、それとも楽曲が泣かせているのか…。開店直後の人が少ない餃子の王将に、ビールと餃子のセットと堀込さんの画はこちらが泣けてきます…
10代の頃に聴いたクイーンのベスト3は(たくさん聞きましたが、俺なりのベストを選曲してもらいました!)、『戦慄の王女』に収録の「Liar」、『The Game』収録の「Don’t try suicide」、『LIVE KILLERS』収録の「We Will Rock You」を挙げてくれました。「Don’t try suicide」のように、堀込さんの楽曲制作に通づるところもあるようで、キーボードを極力入れないようにしている、少しの空間を楽曲につくるところが好きな部分が分かる。詰めすぎない良さをしっかりとバランスを保っていて、惹かれつつも、自分の楽曲作りにも取り入れているようでした。「We Will Rock You」のライブ盤は、通常の楽曲よりハードロック感が増していて、痺れます。
一方、最近聴いているクイーンのベスト3は、『Jazz』に収録の「Leaving Home Ain’t Easy」、『世界に捧ぐ』収録の中から2曲「Sleeping On the Sidewalk」、「My Melancholy Blues」。
「Leaving Home Ain’t Easy」の収録アルバム『Jazz』の一曲目の「ムスターファー」の音量レベルを甘くみていると、突然耳がびっくりするのでご注意を。「Leaving Home Ain’t Easy」はブライアン・メイが作詞作曲をしており、リード・ヴィーカルも務めています。続いてもブライアン・メイが作詞作曲、ヴォーカル。同じアルバムから「My Melancholy Blues」。強めな大衆なイメージから、こんな魅力もあるんだぞ!ギャップを感じてほしい!誤解している人は今すぐこの曲を聴いてほしいとのこと。声がどことなく堀込さんに似ています。
最高!ファンクラブに捧ぐ、堀込さん的なクイーンベスト3は、「Some body to love」(『華麗なるレース』収録)、「輝ける七つの海」(『戦慄の王女』収録)、「ボヘミアンラプソディー」(『オペラ座の夜』収録)を挙げてくれました。最高ファンクラブリスナーの皆さんは、ジョージ・マイケルがカヴァーした「Some body to love」も必聴です。
堀込さんのエピソードを交えながらのクイーン最高!談義。実家にはまだクイーンのジャケットが飾ってあったり、「Friends Wil Be Friends」の悲しみパンチなど、堀込サッカー少年から、今のソロの一つにもなっているクイーンの存在を語ってもらいました。次回は、堀込さん自身の音楽体験を深掘りしていきます。お楽しみに!
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