[毎週水曜夕方5時更新!!] NONA REEVES・西寺郷太が、ゲストをお招きし、その人の<最高に大好きなアーティスト>を共に語るプログラム。毎週様々なゲストを迎えて、その人の最高!を熱く語り合います。
西寺の少し上の先輩であり、多作家の曽我部恵一さんをお迎えして、90年代のお話〜10年
十代の頃にハマった最高のアルバムベスト3を語っていきます。どんな学生時代・少年で、どうやって音楽を調べて聞いていたのか、音楽談義をじっくりと熱く語っていきます。
曽我部恵一さんと言えば、下北沢「カレーの店 八月」と下北沢の中古レコード屋「PINK MOON RECORDS」を2020年から運営している。そのイメージがついた人も多いはず。西寺は、時間があるときは下北沢へ行き、カレーの店 八月のカレーを食べて、上の階の中古レコード屋「PINK MOON RECORDS」をディグり、ディスクユニオンでさらにレコードを見てまわるのが至福なときだと言うほどお気に入りのお店。バンド「サニーデイ・サービス」のヴォーカリスト/ギタリストとして1994年にメジャーデビュー。2001年「曽我部恵一」名義でのソロ活動を開始、2004年にはメジャーレコード会社から独立し、東京・下北沢に「ROSE RECORDS」を設立。西寺が知る人のなかでも多作家で、常に動きを止めず、自分の意思を大切に色々な形で表現している人の印象を受けます。佐藤タイジさん出演回「#5 プリンス 最高! ~ Guest:佐藤タイジ」に取り上げたプリンスに共通して、常に活動しているイメージがある。とのこと。曽我部さんは、西寺にとって大先輩と言うよりは、少し上の先輩で、最近になってこう喋るような関係性になり、仙台に小沢健二のライブにも二人で見にいったエピソードもあります。(このエピソードは西寺が前に配信していたPodcastで話していますので、そちらも聴いてみてください。※諸事情によりリンク掲載できません。)昔は、怒っているイメージがあったとか?!20代特有の俺だ!感があり、威張っていて、曽我部さん曰くガチだったそう。昔からは知っていたが、サニーデイ・サービスの「若者たち」を機に、曽我部恵一およびサニーデイ・サービスが下北沢で話題になり、スターだった記憶が強いことも振り返ります。周りが急に曽我部さん一色になったようです。当時、下北沢のメインシーンはギターポップだったのに対して、曽我部さん(サニーデイ・サービス)はニューウェーブを歌っていてのが特徴的で、他のミュージシャンとは少し異色だったからこそ目立ったのかも?当時90年代は、Electric Glass BalloonやSunshowerなどがポップシーンにいて、敵わなかったからこそ、違う路線を行こうとバンドとして進むきっかけだったとか。当時の自分の体験や生活について書き起こした小説「’90s ナインティーズ」)文藝春秋digitalで連載中です。その頃から、曽我部さんの存在は偉大であったそう。同じく、日高央さん(BEAT CRUSADERS / GALLOW / THE STARBEMS)も特別な存在だったようです。
香川で生まれ香川で育った曽我部さんは中学1年生から、レコードを購入するようになり、初めて買ったのはザ・ローリングストーンズのLPだったとのこと。お金のない学生時代は月に1、2枚の購入で何回も何回も聴いていたようです。1枚の購入は慎重に行っており、何冊もの雑誌のレビューを参考にして、アルバムを購入していたエピソードも。そのなかでも、エリック・クラプトンのアルバム「Behind the Sun」は最高との掲載を信じて、聴いたら残念だったことも。(いま聴いたら良く感じることも)いまは大体の音楽の良さがわかってきたとが、エリック・クラプトンはいまだに良く分かたない…とのこと。
【十代の頃にハマった最高のアルバムベスト3】に挙げてくれたのは、プリンス 「Around The World In A Day」、セックス・ピストルズ、ザ・ローリングストーンズ。(※セックス・ピストルズ、ザ・ローリングストーンズはまんべんなく聴いていたようです)ミュージシャンならではの視線で楽曲のレコーディングや演奏の技巧などのことも語ります。セックス・ピストルズのメンバーの特徴のお話から、メンバーの田中貴さんは、サニーデイ・サービスのシド・ヴィシャス…?!現在までに13枚のアルバムをリリースしているサニーデイ・サービス。バンドはお客さんの思い出のなかで成長していて、アルバムも共にお客さん・バンドの成長過程であり、記録であると語る。その当時のことや吸収していることが含まれている作品でこそであること。リスナーの思い出とともに、アルバムのストーリーも作られていき、寄り添ってくれて一緒に生きていく1枚でもなっていることを、ソロとバンドの作品を作る時の違いについてもお話してくれます。
曽我部さんの音楽のこと・10代にきいていた音楽に向き合った回となりました、バンド・サニーデイ・サービスの音楽についての想いなども語られ、またそのアルバムの聴こえ方が変わるかもしれません。そうやって作品は一人一人の中でストーリーがあって、更新されて、あのときの
記憶を更新していくんだろうなと感じます。バンド・サニーデイ・サービス、最新作『いいね!』を昨年リリースしています。ソロとしては、『Loveless Love』を配信していますので、ぜひこの話を経て、聴いてみてください。次回も登場してくれます。お楽しみに!
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